海のない国の戦士、ナギは戦場で敵国の勇者カゼに「お前の目は優しすぎる人を殺せない」と言われて命を助けられるが、思わぬ味方の出現でカゼを捕え城に勇者として戻る。女王はナギの友人、同じく手柄を立てたイツヤとナギのどちらかを王女のヨヨの婿にするという。決定は次の戦に持ち越された。
自分を助けた敵のカゼを、逃がしてやったがカゼは女王を暗殺してしまう。“自分が人を殺せればこんなことには…”自分の運命には逆らえないのか…悩むナギ。しかし、“運命を変えよう”と決心したナギには大きな悲劇が待っていた…
ががーテンポが悪すぎるぞ。特に前半がひどい。本はシンプルなんだから、前置きのエピソードは流して、後半の「自分の心に忠実に生きることが人を傷つける(カゼを逃がした結果、女王が死んだ)」というメインテーマに重点を置いたほうが、余程まとまった芝居になったろうに。
メインテーマ自体は、悪くない。それどころか、「初めから諦めることで不幸になる/何かを諦めることで見えてくることがある」という台詞だって、こりゃ考えさせられるところがたくさんあるんだが…それと気になったのは、主役から端役まで大事な台詞をかむこと。一つの舞台であんなにつっかかるのは初めてみた。基本的にそういうミスは見過ごす主義なんだが…