最終更新日1998.3.15

珍しいキノコ舞踊団@ラフォーレミュージアム原宿「私たちの家」98/03/14(土)20:00~


芝居を見る以外では私にまったく縁が無い街(笑)原宿。
この建物がかの有名な「ラフォーレ原宿」

待ちに待った、私の大好きなダンスユニット「珍しいキノコ舞踊団」の新作公演。 コンテンポラリダンス、なんて私の趣味のどこを探してもあてはまりそうにないのに、なぜか 強烈に私の興味を刺激してやまない「キノコ」のステージ。出逢いは、これまた大好きなナイロン 100℃の公演。客演していて「なんか不思議な空気」に目を奪われたんです。そのとき貰ったチラシに キノコの次回公演もあって、恐る恐る恵比寿のイーストギャラリーへ足を運んだのです。

今回は「私たちの家」。ステージは広い部屋。中央奥には大きなテレビとビデオ、ステレオがあって メンバーが入れ違いに音楽を切り替えていきます。音楽も、勝手に流されるビデオ映像も、そして 窓の外に現れる人形も、キュートで不思議な世界に私たちを連れていってくれます。

私たちが普段目にしているメディアは基本的に「言葉」を介在してすべてが説明されています。報道が その最たるものですし、あらゆるエンタテインメントもほとんどがそうでしょう。音楽しかり映画しかり。 そういやぁ歌詞の無い音楽なんて最近聞いちゃいないな。アニメのサウンドトラックくらいか(爆笑) 「形の無い言葉」「説明されない空気」「視覚で聞くことば」…どういう風に受け入れるか、すべて各人の 解釈にまかされ、正解の無い世界。これが何物にも代え難い快感に繋がるのです。私がステージから 得た「得体の知れない感覚」はおそらく世界中の誰一人として共感し得ない「何か」である、という快感。 隣に座って一緒に見ている誰かとは「すごいものを見た」という一言しか一致しなくても、それで充分 なのです。自分の中に持っている「何か」とステージから受け取る「何か」が反応して、自分の中に新たに 産まれる「何か別のもの」。言葉にするのはすごく難しくて(だからレポートが書きにくい(笑))でもそれ を無理に言語化する必要はなくて、でもでもこの「快感の衝動」を誰かに伝えたい!と強く思う訳で、 珍しいキノコ舞踊団はいま、もっとも多くの皆さんに薦めたいエンタテインメントの一つなのです。


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